本を読まない私が、近頃本を読んでいる

最近、そう私本を読んでいるんです。
英語の本ちゃいますよ。

やっぱり本は日本語のほうがいいです。

でも小説はまだまだ苦手なので
エッセイや論説のような本が好き。

10月に日本に帰った時に
高校の時のお友達エリちゃんに師匠という人の
書いている本を教えてもらった。

内田樹先生

フランス現代思想などの専門の先生で
神戸女学院大学で教えている方。

「先生はえらい」という本を薦めてくれたんだけど
急遽買いに走った成田空港の本屋さんには
それがなく、代わりに「疲れすぎて眠れぬ夜のために」を
買った。

書いてあることが面白くて
好きなページがいっぱいあって紹介しきれないんだけれど

特に目からウロコだったのは愛想にについて
書かれているところ。

フランスに行けば、あまりにサービスに従事する人間の態度が悪いこと
機嫌の悪い人の見本市であったことを
それがなぜなのかとフランス人きくと、こう答えたそう。

「サービスというのは奴隷が主人に向かってすることだという意識があるからだ」

なるほど。
私は思いました。

フランスだけじゃなくカナダでも同じなのでは?

やたらと無愛想なレジの人。

スマイルはタダじゃ売らないマクドナルド。

なるほどそうか。と思ったのです。

内田先生は、それを
”相手に対して愛想が悪ければ悪いほど自分のポジションが上がってくる
考えるのがフランス風だそうです”と書いていました。

もしこれが本当なら屈折していると思いませんか?
無愛想な人のほうが、態度が良い人よりも
社会的地位が自動的にあがるなんて。

不機嫌の上に不機嫌を重ねないと自分は上にはいけないから
みんな態度が悪い。
大変な世の中になってしまいそうです。

一方で、日本の女性のマナーについても話していて
意味もなく愛想がいいことを批判されがちで、
もっと毅然とした態度をとるべきだといわれているが
それはそれでいいのではないかと。

この章で私が一番好きな個所は

”愛想がいいということは、良質な文化です。
     クライアントフレンドリーは日本が世界に誇る伝統文化ですよ”

というところ。

日本からの帰り道、
あぁ~また愛想が悪い人たちだらけのトロントに帰るのかぁ
と思っていたところを救って貰えたような気がしました。

みんな愛想良くしてもらったほうが気分がいいんだから
ここは、”目には目を”ではなく、

違う切り口でアプローチするのが
カナダ移住生活を楽しく過ごすコツの一つなんだ
とこの本を読んで思いました。

今日もジャパンファンデーションの図書館へいって
内田先生の本を借りてこようかな~
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by kayokojones | 2009-12-05 02:46 | 本・CD・映画